先日の希望ヶ丘遠征の収穫です。
懲りもせずIC1396を撮影しました。
先月も霞ヶ浦で撮影したのですがSXD赤道儀の子午線越え停止で十分な露出が得られなかったので今回はタップリ露出のお試しです。
当日の外気温は約20℃でしたので前回よりは気温は低く条件が良さそうですが、非冷却のデジカメでバリバリノイズも嫌なので一枚あたりの露出時間を短くして枚数稼ぐ方式です。1枚あたり6分で20枚撮影しました。6分にしたのは10枚撮れば1時間と単純に計算しやすかったからというだけです。希望ヶ丘の空の条件を考えると短時間露出は勿体ない感じではあります。その後T-Fixさんの助言を得てISO感度を落として15分露出で4枚撮影を追加して合計露出時間3時間になりました。うーん、一対象にこんなに露出したのは初めてです。
さて、元画像を確認すると6分露出は航空機の横切りとガイドエラー(ケーブルが引っ張られていた)の2枚がボツ。
そして悲しいことに15分露出は4枚とも大きくガイドが流れていてボツでした。(原因分からず) あぁ勿体ない。
因みに低感度で露出時間の長い方がノイズは微増、画像は滑らかな印象です。
ということで6分18枚を処理しました。
撮影データ:BORG77EDⅡ+F4DG+UIBAR EOS KissX2改 ISO800 360sec×18枚 SXD + SMARTGUIDER
8月7日 20:43~22:50
霞ヶ浦で撮影したときもそうでしたが元画像に星雲はほとんど見えずあらためて淡い対象なんだと認識しました。
画像処理も無い知恵絞って四苦八苦でした。疲れた・・・
コメント
コメント一覧 (20)
でもガイドが大きく流れた原因が不明なのが嫌ですね。
画像処理が大変な対象なんですか、サイズ的にも自分の鏡筒では納まらないので(言い訳)撮影するのは諦めます。
RUKU
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画像処理も大変だったと思いますがこれだけの絵が得られれば苦労の甲斐がありますね。傑作行きましょう!ポチ☆彡
RUKU
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RUKU
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あくまで私はそう思っているだけなのですが、デジカメで淡い部分を抽出するという事に関してはなるべく低感度で飽和直前まで長い時間露出をかけてあげた方が有利だと思います。もちろん星は飽和し肥大する傾向になるのは致し方ありませんが。
最初ISO感度をカメラの上限まで上げてテスト撮影しヒストグラムを見てISO感度を下げる分露出時間を長くしてやると限界の露出時間が分ると思います。
しかしガイドとお天気が安定していないとできませんよね。どうしても成功率が落ちてしまいます。また夏場はノイズの影響もあるので一概に長時間がいいとは言い切れないし…。
でもヒストグラムのピークは最低でも半分より右に寄っていなければせっかくの暗い空がもったいないと私は感じています。露出時間を稼げない時はISO感度を上げてでもそうしています。
RUKU
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逆に言えば何倍も露出をかけられる。つまりはそれが暗い空のメリットだと思います。
RUKU
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RUKU
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この対象は11月ぐらいまで狙えますから、まだチャンスはいっぱいあります。私もがんばろー。
RUKU
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お褒めいただきまして有り難うございます。
細部の写りが良さそうでしたので15分露出がボツになってしまったのは本当に残念でした。それでも6分露出で十分撮影できたので良しとしないといけませんね。私としてはこれだけ結果が残せれば上出来です。
RUKU
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ガイド不良はなんだったのでしょうかね。ISO感度変更で一度カメラに触れているのでガイドが乱れてそれを引きずってしまったのでしょうか?やっぱりPCでカメラを制御できた方が良いかもしれないですね。
Midnight Kidsさんの鏡筒だと全体は厳しいですがガーネットスターから像の鼻辺りは十分入りますので撮影OKです。(^^)v
RUKU
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傑作ありがとうございます。
いつ子午線越えで停止するかハラハラしながらの撮影は気分的に良くないですね。今回は子午線越えにならない時間から余裕をもって撮影出来たので良かったです。
処理には苦労しましたがこの対象が撮影できて大変な収穫でした。
RUKU
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そのおかげでこれほどに淡い天体をノイズ感感じさせること無く
浮かび上がらせることに成功されたのですね!圧巻ですヽ(^o^)丿 T-Fixさんも仰られていますが、RUKUさんの処理技術は絶妙ですね!星雲はもちろん、背景にとても気を配られてるのが伝わってきます。日々の研究の成果ですね(*^_^*)
RUKU
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霞ヶ浦に比べると空の状態も全然違いますし露出も多めですので仕上がりはだいぶ良くなったと思います。でも淡い星雲なので中々思うように細部は表れてくれませんでした。画像処理は強めにすると全体が赤っぽくなりますのでそれを抑えるのに試行錯誤でした。最終的にトーンカーブを弄って赤低減などしています。それでも結構赤っぽいですけど。
15分露出はT-Fixさんに助言いただいて早速試そうと撮影したのは良いのですが結果が伴わず大変残念でした。でも画像を見る限り輝点ノイズなどは若干増えるものの細部の写り滑らかさ共に良い結果です。確かに星が肥大化するのは仕方が無いですね。
RUKU
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またヒストグラムを見ると6分15分共にピークは半分よりかなり左側にあり、まだまだ露出はタップリとかけられることを物語っていました。ISO感度を落としましたがそのままでも十分問題なさそうです。T-Fixさんはこの点などを十分に考慮して撮影に臨んでいるのですね。大変参考になりました。
ノイズは画像処理で対策する方法が有りそうですので希望ヶ丘のような暗い空ではもっと1枚の撮影に時間をかけた方が結果的に良いのかもしれませんね。どうも夏場のノイズを気にして神経質になりすぎていたようです。
いつも的確なアドバイス有り難うございます。
RUKU
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お手軽派のはずだったのですがどんどん長時間撮影の世界に引き込まれてしまいます。間違いなくsora-canさんの影響ですね。
ガイドエラーはなんでしょうかね。RA側の乱れなんですが天頂付近でのバランスが悪いとか薄雲通過の影響とかでしょうか。
安定的に長時間化するにはガイド改善や子午線越えをクリアするなど色々問題が有りそうです。
RUKU
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今回の希望ヶ丘遠征ではこの対象をものにすることを目標としていましたので撮影できて良かったです。
しかもこの方向は雲が掛かるのが遅かったこともあり運もあったようです。
希望ヶ丘ですと1枚の露出時間はもっと長い方が良さそうでした。
まだまだこれからでも十分撮影できますね。明日奇跡が起きないでしょうか。
RUKU
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過分なお褒めの言葉、有り難うございます。
前回の反省をふまえて臨んだので以前よりは少しは良くなったかと思います。6分18枚は確かに効果は有るのですが、T-Fixさんのコメントにあるように今回のような暗い空ですと多少のノイズに目をつぶって1枚辺りの露出時間をかけた方がよりよい結果がでるのかもしれません。この点は次回への宿題です。
私の処理技術などはたいしたこと有りませんよ。どうしても平坦な感じになってしまいます。立体感ある画像って難しいですね。
RUKU
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RUKU
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2度目の撮影なのですが暗い空のおかげで前回よりは良くなりましたが難物であることを改めて感じました。ガイドの流れはとても残念でしたが原因らしき物が見つかって少し安心しています。
そういえば今回は後処理でデジ現は使っていませんでした。輝星の写りは気になっていましたがやっぱり飽和気味みたいですね。早速試してみたいと思います。貴重な情報有り難うございました。
お気に入り登録も有り難うございます。これからよろしくお願いします。
RUKU
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星の輝度飽和はデジタル現像でかなり改善されます。
まだまだ露出かけられるようなので行っちゃって下さい。
RUKU
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輝星の飽和はデジ現で改善されるのですね。試してみたいと思います。
コンポジットを多くしたのは良かったのですが1枚当たりの露出はもっと長めの方が写りが良いですね。ガイドも改善できそうなので次回は長めの露出で行こうと思います。
RUKU
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