2月10日~11日 霞ヶ浦で撮影した画像を処理しました。

NGC2174(モンキー星雲)
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撮影鏡:大江戸(BORG125ED)+1.08×フラットナー(合成焦点距離=864mm  合成F=6.9)
ガイド鏡:miniBORG45EDⅡ+DSI PRO2 PHDguidingによるガイド
架台:Vixen SXD(K-ASTEC改)
カメラ:SXVR-H18  Baader Planetarium, LRGBフィルター  冷却温度-30℃
    L:15分×8枚 R:5分×3枚 G:5分×3枚 B:5分×3枚(総露出時間 165分)
2013年2月10日 19:53~    撮影地:茨城県稲敷市 土手下


今まで何度かトライしてきて、いつもガイドエラーに悩まされてまともに撮れたことがない対象でした。
今回もドロチューブがらみと思われるたわみで周辺像が激しく流れていたのでトリミングしてあります。
接眼部の弱さからか撮影中にピントがどんどんズレてしまったようでシャープさも欠けてしまった感じです。
またB画像が他の画像と違って星が肥大気味、全体的にぼけた感じでした。
この辺りは今まで撮影してきた77EDⅡ+F4DGと全く違っていて発色にも影響しているように感じます。
77EDⅡ+F4DGでは青系が出にくく黄色っぽくなる。こちらは青系はそれなりに出るが青ハロも盛大に出る。
対物レンズと補正レンズの性格によって発色も色々変わってくるのかな。
モンキーは明るいのでF7でも良く写ります。


NGC4565

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撮影鏡:大江戸(BORG125ED)+1.08×フラットナー(合成焦点距離=864mm  合成F=6.9)
ガイド鏡:miniBORG45EDⅡ+DSI PRO2 PHDguidingによるガイド
架台:Vixen SXD(K-ASTEC改)
カメラ:SXVR-H18  Baader Planetarium, LRGBフィルター  冷却温度-30℃
    L:15分×8枚 R:10分×2枚 G:10分×2枚 B:10分×2枚(総露出時間 180分)
2013年2月10日 23:25~    撮影地:茨城県稲敷市 土手下


こちらはお初の対象です。
M106と悩みましたがあの美しきエッジオンの姿に惹かれて撮影してみました。

う~ん・・・ 小さい。

銀河の中では大きめの部類だと思いますが860mmでは物足りない感じではあります。
それでも自分の機材でこの銀河が撮れるなんて中々に嬉しいものがあります。
処理に関しては淡い部分を持ち上げるような散光星雲の処理とはちょっと違う感覚でしょうか。
へたに強調すると真っ白に飛んでしまいます。
銀河も奥深いです。