3月10日 希望ヶ丘まで遠征してきました。
土曜の晩ということもあってこの日は多くの同好の方々が集まりました。
最近は近場の遠征地が多く希望ヶ丘の空は久しぶりです。
この日は透明度が高く良い空だったこともあり、いつも行く城里とは星の数が違いました。

<希望ヶ丘のクリアな空>
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予報では朝方近くまで天気が持つはずだったのですが1時半頃から雲が出始めてしばらくするうちに全天雲に覆われてしまいました。フラットを撮影しながら4時まで粘って残念ながらこの日は撤収となりました。

この日の撮影データでとりあえず処理してみましたが、時折吹く風の影響でガイドが乱れたようで画像にシャープさが無くてやや不満の残る結果でした。
そんな事もあって3月14日に城里まで撮り増しに行ってきました。
城里の空はシーイングは良好ながら春霞がかかったような超~~眠い空で数日前の希望ヶ丘に比べて星の数が呆れるほど少ない状況でした。しかも21時半ころから近くの自動車テストコースの照明が点灯しオレンジ色の空に・・

<城里のオレンジな空>
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普段は遅くても22時には消えていたのですが。結局消灯したのは朝の4時前でした。
かぶり覚悟で撮影し続けた画像の内、対象が南中を超えて影響が少なそうな画像を追加して仕上げました。



M100
102_Crop_1150

撮影鏡:Mewlon-250CRS CR0.73×
ガイド:miniBORG45EDⅡ+QHY5Ⅲ290M PHD2 Dithering Guide
架台:Vixen AXD
カメラ;SXVR-H18 -25℃
露出時間: L 10min×33  RG 10min×3  B  10min×5
撮影地:希望ヶ丘 城里


かみのけ座にある銀河です。
形の良い銀河で中心部の構造が中々に素敵なので冷却カメラでアップで撮影したいと考えていました。
希望ヶ丘で撮影したデータは流石に暗い空だけあってコントラストの良い画像が得られました。
城里のデータはコントラストが悪くて足を引っ張る部分はあるけれど微細構造の写りの良さで帳消しにしてくれた感があります。
とりあえずオレンジの空で撮影したデータが無駄にならずに良かったです^^;