初ナローです^^
今年の春先にナローバンドフィルターを仕入れて撮影の準備だけはしていたのですが中々タイミングが合いませんで、先日10月1日にようやく撮影にこぎつけることができました。
濃い霧を数時間眺めて撤収した”9.22失意の城里遠征”のリベンジに近場にでもプチ遠征したかったのですが、予定が詰まっていたのと自宅付近が風もなく割と条件が良さそうでしたので自宅の庭で撮影することにしました。
でも庭なので周囲に家やら木やら障害物がたくさんありまして視界が極端に狭いのです。はくちょう座あたりには北アメリカやペリカンなどナロー映えしそうな対象がたくさんあるのですが、障害物に遮られてNG。南中付近で4~5時間程度撮影できそうで比較的明るめな対象ということで今回はハート星雲を選びました。
ハート星雲(SAO合成)
撮影鏡:ε-130D
ガイド:コ・ボーグ36ED+QHY5Ⅲ290M PHD2 Dithering Guide
架台:Vixen AXD
カメラ:SXVR-H18 -15℃
フィルター:Astrodon Ha , SⅡ, OⅢ 5nm
露出時間:Ha 10min×18 , SⅡ 10min×6 , OⅢ 10min×6 (TOTAL 300min)
撮影地: 庭
カシオペア座にあるおなじみの星雲です。
昨年星ナビに連載されていた、ぴんたんさんの記事を参考に処理してみました。
正直処理するまでは自宅環境で撮影した画像がここまでになるとは思っても見ませんでした。
都内に比べれば良いとは言え結構な光害地なので写ったとしても薄っすら程度かと思っていましたが・・・
しかも明るい撮影地だと光害カブり処理は避けて通れない筈なんですがそれも必要ないとは!
特定の波長しか通さないナローバンドフィルターの威力は凄いものだと実感しました。
とは言え課題も色々ありますね。
技的なものも含めて少しずつ習得していこうかと思います。
コメント
コメント一覧 (8)
しかもご自宅からこの写りですか!
僕の記事が参考になって良かったです。
画像処理も完璧ですね。
ナローは簡単だし面白いと言ってきたのをガッテンしていただけましたか?
月齢22日の光害地でこの写りはナローなればこそですよね。
初ナローでこのクオリティーは流石にRUKUさんです。ブロードバンド同様、作品に安心感が漂っています。
安近短撮影が可能なナローでの傑作量産を期待しています。
はい、ガッテン×2です^^
星ナビ3冊は来る日に備えて買い揃えておいたので漸く役に立ちました。実際撮影して処理してみると書かれている内容がより理解できますね。
画像処理に関してはまだまだ課題がありますし、撮影データの配分なんかも色々考えたほうが良さそうだし、またご一緒したときに色々教えてくださいm(_ _)m
ありがとうございます。遅ればせながらナローな世界に足を踏み入れることができました。
月明かりの中、しかも自宅環境でブロードバンドでは撮影しようと考えもしませんけど、何とかなってしまうのはナローの凄さなんでしょうね。
まだまだ課題も多いナロー初心者なのでマルさんの後ろをひっそりと付いて行かせていただきます^^
我が家なんて、ナロー、それも皆さんより狭いバンドで撮影しても、カブリ処理は避けて通れません。
コメントありがとうございます。
イーグルさんのお宅は光害の度合いが更に強烈な環境のようですね。
我が家は都心から25km圏内の割には近所に強烈な光源が無いのが幸いしているのかも知れません。でもHαはそれなりに写るけどO3は悲しいほど写りが悪いので発色に大きく影響が出てしまっているようですね。
やはりナローもある程度暗い空で撮影したいです。
まーちゃるです。
さすがRUKUさん、初ナローでもしっかり処理仕上げてくるあたりは素晴らしいですね✧*。(ˊᗜˋ*)✧*。
ナローと言えども暗いところで撮った方がいいのは間違いないですが、明るいところでも意外と撮れちゃうのでクセになります(^-^)
コメントありがとうございます。
皆さんからは遅れてしまいましたがようやくナローに着手です(^。^)
本当に我が家のような明るい空でもそれなりに写ってしまうのには驚きました。それとまーちゃるさんが言っていたように被り処理不要なのには二度と驚きです!まぁ、よく見ると所々怪しい部分があるかも知れませんが一発目にしては上出来かと思っています。
これは本当に癖になりそうですね^ ^