10月21日は広い範囲で晴天域になりまして自宅周辺もひと晩中晴れ予報。
月がやや大きめながら先日のニワトリナローに気を良くして、この日の晩も自宅の庭で撮影することにしました。
今回の対象は先日撮影したハート星雲の中心部に当たる部分で散開星団Melotte15と若い星々の形成域となる星雲の拡大撮影です。

<ハート星雲中心部 SAO合成>
c1f1a7f1.jpg

撮影鏡:Mewlon-250CRS CR0.75×
ガイド:BORG45EDⅡ+QHY5Ⅲ290M PHD2によるオートガイド
架台:Vixen AXD
カメラ:SXVR-H18 -15℃
フィルター:Astrodon Ha .SⅡ , OⅢ 5nm
露出時間:Ha 10min×20  ,  SⅡ10min×7  ,  OⅢ10min×12 (TOTAL 390min)
撮影地: 庭

まあ、露出時間も短いので予想通りザラザラですね^^;
撮影鏡はMewlon-250CRSでF値も大きいため数日に渡る撮影を覚悟してしたのですが、この日SAOを撮影した後、時間を置いてフラットを撮り始めたら冷却CCDから吐き出されるデータがおかしなことになりまして・・・
中央部分が帯状に白くなったかと思うと徐々にその範囲を拡大して行き、最終的には全面65535カウントになりました。DarkもBiasもLightも何を撮っても変わらず、電源やUSBケーブルを変えても、叩いても揺すってもお願いしても変わらず再起不能となりました。トホホ・・
使い回しできるフラットはありませんでしたがせっかく撮影したデータを捨てるのは勿体無いので、今回はフラット無しで処理しました。

今月から始めたナローバンド撮影ですが、カメラがこんな状態なので残念なことにしばらくお休みになりそうです。(´・ω・`)