今回はふたご座のカストルの足元にある、クラゲ星雲と立ち上る湯気を撮影しました。
ブロードバンドでは何度か撮影したことがありましたがナローでは初めての対象です。
クラゲの頭付近は輝度が高いのでよく写りますが、それ以外は案外淡くてそれなりに難易度が上がると感じます。冷却カメラの動作確認も兼ねて晴れの晩にせっせと撮影していましたら結構なデータが集まりました。
<ふたご座 IC443 クラゲ星雲と湯気 SAO合成>
撮影鏡:ε-130D
ガイド:コ・ボーグ36ED+ASI120MMmini +PHD2 デイザガイド
架台:Vixen AXD
カメラ:QHY16200A -20℃
フィルター:Astrodon SⅡ,Hα,OⅢ 5nm
露出時間:SⅡ 10min✕52 , Hα 10min✕58 , OⅢ10min✕52 (total 1620 min)
撮影地:庭
ガイド:コ・ボーグ36ED+ASI120MMmini +PHD2 デイザガイド
架台:Vixen AXD
カメラ:QHY16200A -20℃
フィルター:Astrodon SⅡ,Hα,OⅢ 5nm
露出時間:SⅡ 10min✕52 , Hα 10min✕58 , OⅢ10min✕52 (total 1620 min)
撮影地:庭
光害地のナローの恩恵か輝度の高いクラゲの頭も飽和することなく、チリチリパーマのフィラメント構造が現れてくれました^^
以前ブロードバンドで撮影したときは単調であまりおもしろくないような印象だったのですが、クラゲの構造や湯気?の色彩もカラフルで、中々にナロー映えする天体だと再認識したのでした。
きまぐれなカメラQHY16200Aですが、今回の撮影中はサボることもなく真面目に動作してくれました。
ただ撮影終了後の放置状態で一度無応答に陥りまして、まだまだ油断ならない奴です。
コメント
コメント一覧 (8)
チリチリパーマの部分の構造が凄い!透明感もあって、ぐいぐい引き寄せられます^^
ん、、なるほど、今後のナローバンドのスタンダードは30時間ですね(笑)
新しい非常識を見せて頂いた気分で、なんだか嬉しくなりました^^
RUKU
がしました
です、長時間露光は、特にナローバンドにおいて正義ですね。ここまでじっくり露光されているだけの成果が伝わってきます。
見習わなくてはと、思いました、
RUKU
がしました
ε-130Dでここまで解像するとは思いませんでした。
グレードが二つぐらい上の画像を見ているようで(@_@)です。
駄々をこねながら16200はいい仕事しますね。
次は何を見せてもらえるか楽しみです。
RUKU
がしました
このクラゲが大好きで、ついついコメントを書かせていただきます。
クラゲはAOOでは面白くなくて、やはりクラゲと湯気の色が違うASOが良いです。
それにしても27時間露光は凄いですねえ。
これからは撮影できる庭付き自宅か自前の観測所を持たないと、このレベルの作品は無理そうですね。
一作品のために毎日撮影続けなければなりませんが、ε-130Dでは時々Refocusするのでしょうか。
RUKU
がしました