相変わらず暑い日が続きます。
晴れたら撮影しようと機材は庭にスタンバイしているのですが、夜は晴れが続かない我が家周辺です。そんな中でも梅雨明け後から何夜かチャンスが有りまして、夏の星雲を幾つか撮影することができました。
その中からはくちょう座の星雲3作です。何れもナローバンドのAOO合成です。
NGC6888(Crescent Nebula)AOO合成
撮影鏡:ε-130D
ガイド:コ・ボーグ36ED+QHY5Ⅲ290M PHD2 デイザガイド
架台:Vixen AXD
カメラ:ZWO ASI294MM PRO 0℃
フィルター:Chroma 31mm Hα,OⅢ 3nm
露出時間: Hα 5min✕58(1×1bin) , OⅢ 5min✕66(1×1bin) (total 620min)
撮影地:庭
三日月星雲と呼ばれる惑星状星雲とその周辺です。今までこの対象を意識して撮影したことがありませんでしたので初撮影の領域でした。明るい鏡のおかげで惑星状星雲の様子や周辺のガスもそれなりに出てくれたのではと思います。よく見るとSoap Bubble 星雲も写っていたのは中々の感動です^^(中央やや下左端あたり)
NGC6960(Veil Nebula) AOO合成
撮影鏡:ε-130D
ガイド:コ・ボーグ36ED+QHY5Ⅲ290M PHD2 デイザガイド
架台:Vixen AXD
カメラ:ZWO ASI294MM PRO 0℃
フィルター:Chroma 31mm Hα,OⅢ 3nm
露出時間: Hα 5min✕39(1×1bin) , OⅢ 5min✕55(1×1bin) (total 470min)
撮影地:庭
網状星雲の西側です。ブロードバンドでは何度か撮影していますがナローではお初です。
明るい対象なので光害地でもとても良く写ります。色もカラフルで絡み合うガスの様子も妖しくてさすがナロー映えする対象だなと感じます。
NGC7000(North America Nebula) AOO合成
撮影鏡:ε-130D
こちらもド定番の北アメリカ星雲です。やはりナローでは初撮影となります。
あまり時間はかけられませんでしたが大型で明るい対象なので空の悪さも何のそのですね。
ガイド:コ・ボーグ36ED+QHY5Ⅲ290M PHD2 デイザガイド
架台:Vixen AXD
カメラ:ZWO ASI294MM PRO 0℃
フィルター:Chroma 31mm Hα,OⅢ 3nm
露出時間:Hα 5min✕24(1×1bin) , OⅢ 5min✕23(1×1bin) (total 235min)
撮影地:庭
こちらもド定番の北アメリカ星雲です。やはりナローでは初撮影となります。
あまり時間はかけられませんでしたが大型で明るい対象なので空の悪さも何のそのですね。
はくちょう座付近は散光星雲も豊富で「ナローで撮影したいリスト」に沢山の対象が登録されているのですが全然消化できません^^;
コメント
コメント一覧 (6)
はくちょう座ナローメジャーどころの3作、さすがにツボを押さえていますね。
晴れてさえくれればはくちょう座は撮りたい対象が沢山あるのですが、当地は本当に晴れませんね。
ニワトリのRUKUさんをもってさえ嘆きの8月、遠征オンリーの私はASI2600MCProのテスト撮影@城里だけの実績にとどまりました。
この新月期も予報は絶望的な状況です。
気候変動恐るべしですね。
RUKU
が
しました
銀河続きの作品が多かったRUKUさんだったので久しぶりに見る星雲は凄く新鮮です(^.^)
メジャー対象で比較的処理が容易な対象とは言え
どれもこれも素晴らしい作品、
流石!お見事しか言いようがないです。
見てるだけでヨダレが。。。。w
私もニワトリライフがすっかり定着して例年の夏とは比べ物にならない撮影回数を一応こなしてますがどれもこれもHαの長時間露光の量産のみ、
O3、S2はここじゃ無理だと言い訳しながら素材収集に徹してました。
でもこう言うの見せられちゃうと1作品仕上げたい願望が芽生えて来ます。
O3、各2分で撮影したRGBなど手付かずの材もあるにはあるので頑張って処理して見ます。
RUKU
が
しました
素晴らしい3作品を拝見し、お気に入りは北アメリカのシグナスウォール付近のウネウネでした^^
クロマの3nmは驚くほどコントラストが高くて、特にメジャー対象のナロー撮影を行うとニンマリしてしまいます(笑)
RUKUさんがお初の対象とは意外ですが、白鳥座付近、ナロー取り放題エリアなので楽しみですね^^
RUKU
が
しました