年末の大掃除の季節だからではありませんが、Mewlon-250CRSのお掃除をしました。
今年は何だかんだで遠征回数は0となってしまいました。(あと数日あるので確定じゃないですが)
その代わり自宅庭での撮影が増えまして例年より機材の稼働日数は多かったように思います。
特に25cmのMewlonは一度赤道儀に乗せると重くて下ろすのが面倒で、ついつい出しっぱなしにしてしまいます。先月は撮影中に雨に打たれるなど過酷な経験もさせてしまいました。そんなこともありまして随分と鏡に汚れが目立つようになってきました。
2016年に購入以来、一度も主鏡の清掃をしていませんでしたが今回初の主鏡お掃除をしました。
備忘録としてブログに記しておきます。
1.セルキャップ側についているアダプター類を外します。
長年つけっぱなしでしたので外すのに手間取りました。
大きめのウォーターポンププライヤーで強引に外しました。リングが傷だらけになりました。
2.中央付近に付いているセルキャップ止めねじ6本を外します。
これはプラスドライバーで難なく外せます。
3.ファンケーブルを外します。
鏡筒とセルキャップの間は ケーブルで繋がっていますのでコネクタから丁寧に外します。
ついでに主鏡セルにケーブルを固定している結束バンドをニッパーなどで切っておきます。
4.主鏡セルの光軸調整用引きネジ3本を取り外します。
鏡筒は筒先を下にして立てておきます。付属の六角レンチで外せます。
5.主鏡セルを上に持ち上げて丁寧に外します。
最初びくともしませんでしたのでマイナスドライバーでこじって浮かせました。
傷をつけないように注意です。
主鏡セルを取り外した様子です。主鏡からCRレンズが生えています。
取説では主鏡の汚れはブロアでホコリを飛ばす程度にとの記載でした。
通常はここまでのお掃除で止めておいたほうが良さそうです。
私の場合は汚れの程度がひどかったので自らの責任にて水洗い工程に進みました。
7.主鏡を養生します。
ビニール袋や養生テープで電装品に水がかからないようにします。
長年の塵や埃がうっすら積もっています。ブロアではびくともしません。
9.仕上げに精製水で洗い流し、ブロアで水滴を飛ばしました。
綺麗になりました。
CRレンズも結構汚れていたのでレンズクリーナーで綺麗にしておきました。
10.外したときと逆の手順で組み上げます。
Mewlon用のセンタリングスコープで光軸調整をします。
調整方法はε-130Dと似ています。
上記内容はメーカーが推奨していない内容もあります。
もし参考にされる方がいましたら取説をよく読んだ上、自らの責任で行うようにしてくださいませ。
コメント
コメント一覧 (2)
一年の計は鏡掃除にあり、という感じでしょうか^^;
私も前回μ-250の主鏡を洗った際に、同じ工程で恐る恐るやりました。
と言っても、汚れがひどすぎてエタノールを使ってしまいましたが、。
どの筒も同じですが、やはり鏡が綺麗になるといい写真が撮れる気がしますよね!
洗浄前は億劫で仕方ないのですが、やり始めると止まらない、これは天文屋の儀式にちがいないです(笑)
大晦日になりましたが、来年もよろしくお願いします!
RUKU
がしました