昨日4月1日は南房総白浜へ撮影に行ってきました。
ここはmn3192さんが航空写真で目をつけ、ぴんたんさんが現地確認をしたポイントです。
南房総の突端付近に位置しているため、南はすぐ海なので南天の光害が少ないと思われます。
今回は南天の夏の対象を撮影したいと考えていましたので、初めてですがこの場所を選びました。
距離は我が家から約130km程、同じ千葉県内とはいえ北の外れから南の端までの移動となりますので2時間ちょっとかかります。時間を考えると希望ヶ丘とあまり変らないかもしれません。
 
現地へのアクセスは山道なども無く、高速と一般道だけの比較的楽な道のりです。しかしながら県道から撮影地に至る最後の道に難関が控えていました。あそこがなければとても行きやすい場所なんですけど・・(謎)
 
現地の様子はぴんたんさんレポートでだいたい予想は付いていました。撮影地と言っても畑の脇の道路上をお借りする形になります。視界は360°良好で東西南は空の暗さも良い感じです。ところが北天を見ると我が家とあまり変わらないのではと思うくらい明るいのです。館山の市街地の光か、または都内の光が影響しているのか、特殊な光源が近くにあるのかは不明ですが、北天だけは撮影には不向きな印象を受けました。全体的な暗さですとやはり希望ヶ丘に軍配が上がります。
 
昨日は快晴で気温も一晩中12℃と温暖でしたがこの日は風が強く、時折吹く突風で車もぐらぐらと揺れていました。そのため当然のようにガイドは大暴れ、ガイドエラーも多発していました。この日の風ですと長焦点での撮影は厳しかったのではと思います。
GPVでも風の強いことは予報されていましたけれど、短焦点なら何とかなるだろうと撮影を敢行してきました。
 
鏡筒はいつものBORG77EDⅡと最近使い始めた135mm望遠です。
快晴に気を良くして去りゆく冬の対象や春の星団などを撮影していると突然雲が南西方向からやってきて日の変わる頃には全天雲に覆われてしまいました。
南天の夏の対象はこの時間からが撮影出来ると言うのに肝心な所で中断です。
 
雲が切れるのをジッと待ち続ける機材。その横で途方に暮れるおじさん。
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それから約2時間ほど車中で仮眠などして過ごしましたが一向に晴れてくれません。あきらめて撤収の準備を始めていると今度はあっという間に晴れ上がりました。慌てて撮影準備をして何とか2時30分過ぎから撮影を再開することが出来ました。片付け終わった後でなくて良かったです。(^^;
 
 
雲に翻弄されながらも何とか撮影できましたのでその中からまずはω星団の画像です。
南天低い対象なので中々観望も難しいのですけれど南房総ですと以外と高く見えていました。
これを撮影中に雲が押し寄せてきたため6分×4枚しか撮れませんでした。風の影響で星の形もいびつです。
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撮影データ:BORG77EDⅡ+F4DG  EOS KissX2  ISO800 360sec×4枚 SXD+SMARTGUIDER 4月1日  23:38~
        トリミング画像
 
 
次は薄明が始まった後で次回の参考のために急遽撮影したサソリの尻尾辺りです。
135mm望遠でノータッチガイド3分露出1枚画像。
出目金と彼岸花、撮影できるのはいつのことか。
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南が海の南房総白浜はいて座からはくちょう座辺りまで天の川も良く見えていました。
でもカシオペア座辺りになると霞ヶ浦より悪くなっちゃうのが勿体ないです。
 
昨年の今頃は希望ヶ丘で杉花粉にやられてメタメタでしたが今回はそれほどのダメージは有りませんでした。
花粉の飛散量はこちらのが少ないのかな?
 
その他撮影した対象は処理が終わり次第アップしたいと思います。