5月28日 ガリバー遠征にてε-130Dで撮影した画像を処理しました。

Sh2-101(チューリップ星雲)周辺 はくちょう座
da0e8e9f.jpg

撮影鏡   :L画像  ε-130D(焦点距離=430mm  F=3.3)
            :RGB画像 BORG77EDⅡ+F4DG  
ガイド      :Lodestar(オフアキ)+PHDguigingによるオートガイド
架台       :Vixen SXD(K-ASTEC改)
カメラ      :LRGB画像 SXVR-H18  Baader Planetarium, LRGBフィルター 却温度-25℃
       :カラー画像 EOS kissX2 改造 ISO800 IDAS UIBER-Ⅳフィルター
露出時間 :L 10分×20枚 、RGB 各5分×1枚

            :カラー 10分×20枚
(総露出時間(415分) 
撮影日    :2014年5月28日 ガリバー 



はくちょう座のη星近くに有る星雲です。右側の濃いめの星雲がチューリップ星雲と呼ばれているようです。かなり開いたチューリップですな。
周辺の赤い星雲はサドル付近から延々と広がる散光星雲の一部分のようです。
sloさんが撮影されたはくちょう座NGC6888~η星付近からその位置関係が良く分かります。

 
今回はL画像をε-130D、カラー画像をBORG77EDⅡ(F4DG)+EOS kiss X2
また
ε-130DでRGBを短時間撮影し星色を補完しました。
yottyanさん考案のカラーアシスト方式になります。

BORG77EDⅡ(F4DG)はシャープな星像を結ぶ鏡筒なのですがどうしても星の周辺に色収差や滲みが出る傾向が見られます。対策としてはやはりε-130Dで撮影したRGB画像を星色用として使うことが効果的と考えて今回からこの方式にしてみました。
処理は星の後乗せ方式を使って星色を補完してあります。
細かく見るとまだまだ怪しい感じはしますが、まずは一定の効果が有ったような気はします。