今日は一ヶ月ぶりに雪予報です。
当地では朝から雪混じりの雨が降ったりしています。
雪は後処理面倒だからあまり降らないでね。

このところナロー作品ばかりでしたが折角の新月期ということもあって久しぶりに銀河を撮りました。

しし座 NGC3190周辺
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撮影鏡:Mewlon-250CRS CR0.73×
ガイド:miniBORG45EDⅡ+QHY5Ⅲ290M PHD2 ディザガイド
架台:Vixen AXD
カメラ:ZWO ASI294MM PRO -20℃  Gain0
フィルター:Chroma   RGB 31mm , Astronomik ProPlanet 642 BP IR 31mm
露出時間:RGB:各3min✕40(2×2bin )  
     Astronomik ProPlanet 642 BP IR:3min✕ 317(2×2bin )
                  TOTAL 1311min
撮影地:庭


しし座にあります銀河、NGC3190の周辺です。5年ほど前に遠征先の城里で撮影して以来です。
このあたりは小さな銀河が群れをなしていてHCG44という別名もあるようですね。この群の代表的な4つの銀河以外にも小さな銀河が沢山写ってくれました。

撮影では昨年同様IRパスフィルターを輝度情報として使いました。光害地でもそれなりに銀河を捉えることができるありがたいフィルターです。
画像上の方にある明るめの2つの星は7等星なのですが上下左右に薄っすらと厚めの光条が出てしまいました。RGBフィルターでは出ていないのでIRパスフィルターに起因しているようです。良いアクセントになるかと思ってこの2つの星を入れたのですけどね。こいつはそれほど気にならないから良しとしておこう。しかし輝星を入れた構図だと派手に出そうな予感です。

RGBの方は相変わらず発色が曖昧でイマイチですけど、これだけ写ってくれればまぁ文句は言えません。
久々にトゥルーカラーの処理をしましたけど庭で撮るならやはりナローの方が処理は圧倒的に楽でした^^;




<天文ガイド3月号掲載>
今月5日発売の天文ガイド3月号に「Hartl-Dengel-Weinberger 3」が掲載されました。
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今までで最長の露光時間の割に達成感の薄い作品でした。
こんな地味でレアな対象を載せてくれるなんて嬉しい限りです。