いよいよ関東も梅雨入りであります。

遠征から1ヶ月ほど経ってしまいました。
5月5日の丘で撮影したアンタレス付近の2作です。
全天見渡しても中々無いようなカラフルな星雲達ですね。
晴天が続かず夜も短い時期ですから、このあたりを撮影できる期間は意外と短いです。


アンタレス付近(イプ+フルサイズ)
107
撮影鏡:ε-130D
ガイド:コ・ボーグ36ED+ASI120MM PHD2 ディザガイド
架台:Vixen AXD
カメラ:ZWO ASI6200MM PRO -10℃
フィルター:Astrodon  LRGB GEN2 E-Series Tru-Balance
露光時間:L:3min✕32 , RGB:各3min✕6   TOTAL 150min

ε-130Dとフルサイズの冷却CMOSカメラでの撮影です。
過去の記事を調べてみたところイプでこのあたりを撮影するのは8年ぶりのようです。
その頃の記憶はほぼ無いのですが、処理してみて結構淡くて参りました^^;
カラフルなので派手にしたくなりますがあまり派手になりすぎないようにしたつもりです。



アンタレス付近(135mm+フルサイズ)
106
撮影鏡:Zeiss APO Sonnar T*2/135 (135mm F2.0→F2.8)
架台:EM-1
カメラ:Canon 6D(HKIR改)
露光時間:3min✕47枚  総露光時間:141min

こちらは更に広い領域をデジカメで撮影したものです。
デジカメの処理も久々で処理過程を思い出すのにと~っても時間がかかってしまいました。
低空カブリと色ムラ、フラット合わないなどなどこちらの方が処理は数倍大変でした。
ガス盛々系とはいきませんでしたので落ち着いた?仕上げで^^;

難しい対象ですがこのあたりは独特の色彩の豊富さがあって良いですね。




<天文2誌掲載>
今月発売の天文2誌に4月遠征で撮影した銀河が掲載されました。
同じ遠征の2作が載ってくれるとは大変ありがたいことです。

星ナビ7月号 (かみのけ座 NGC4565)
205
自宅IR+遠征先RGBの合成という初試みの作品。
輝度に使ったIRが好シーイングで高解像が良かったか。


天文ガイド7月号(おとめ座 NGC5363 NGC5364)
41
久々の純LRGB合成。
やはり暗い空は色々な難を隠してくれます^^