花粉が飛び始めました。そして銀河の季節です。
今回はやまねこ座にあるNGC2683を撮影しました。
UFO銀河という名前が付けられているようですね。
紡錘型の銀河であれば大概はUFOっぽく見えますのでこいつが特別それらしく見えるわけでは無いようにも思えますが。名付けた方に敬意を払ってその名称も記しておきます。
よく知らない初撮影の銀河でしたが形も美しく構造もしっかりとみえる中々良い銀河だと思います。

NGC2683(UFO銀河)
40_C0
撮影鏡:Mewlon-250CRS CR0.73×
ガイド:miniBORG45EDⅡ+QHY5Ⅲ290M PHD2 ディザガイド
架台:Vixen AXD
カメラ:ZWO ASI294MM PRO -20℃
フィルター:Chroma  R,G,B 31mm    ,   Astronomik ProPlanet 642 BP IR 31mm
露光時間: R:3min✕49 ,  G:3min✕50 , B:3min✕46   , IR:3min✕343  総露光時間 1464min (24時間24分)
撮影地:庭


今年も昨年同様、IRパスフィルターを使って輝度情報を作りました。流行りのBXTを使ったところ、インチキ構造が盛大に出てしまいました。最弱の設定でも思わしく無いのでIRには使わずにRGBをモノクロ化した画像に使用してIRとブレンドしてみました。何もしないより構造はハッキリしたように感じます。理由が良くわかりませんがBXTもそう単純ではないのでしょうか。

私の使っているIRパスフィルターですが光害の激しい空でも銀河が良く写ってはくれますが背景の汚さと明るめの星に出る盛大なハロやゴーストが大きな弱点です。この対象ではハロやゴースト出ていませんが現在処理中の銀河は大変苦戦しております。
今後も画像処理で頑張るか他のフィルターを探るか遠征で幸せになるか。とても悩ましい所です。


<星ナビ3月号掲載>
かなり時が経ちました。星ナビ3月号にM1 かに星雲が掲載されました。
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時期的に少し遅いかと思いましたが掲載されて大変嬉しいです。